本屋大賞2015年は上橋菜穂子の「鹿の王」に!ただ「獣の奏者」もいいね!
本屋大賞2015年は、上橋菜穂子さんの「鹿の王」に決まって話題です。
ただ、上橋菜穂子さんといえば、「獣の奏者(けもののそうじゃ)」って
方も多いでしょう。
獣の奏者(けもののそうじゃ)は、「リョザ神王国」と呼ばれる異世界の地を舞台とする
ファンタジー巨編です。
運命に翻弄される、少女・エリンを軸に、人と獣の関わりを描いています。
「I 闘蛇編」、「II 王獣編」、「III 探求編」、「IV 完結編」の全4巻から構成されます。
2006年11月に、講談社から「闘蛇編」と「王獣編」が2冊が同時に刊行されて、
上橋菜穂子さんに、とって物語の結末は「王獣編」のラストシーンが究極のものであり、
これ以上、物語が続くことはないと考えていたために、
本来は、この全2巻で完結したはずでした。
しかし、周囲から「続きを読みたい」という声が数多く寄せられて、
また、アニメ化されたこともあって、上橋菜穂子さんも物語の中で描ききれなかった
謎への決着をつけたいという思いがあったために、
2009年8月に、続編となる「探求編」と「完結編」が刊行されて、
2010年9月には、続けて「獣の奏者 外伝 刹那」が刊行されました。
獣の奏者は、「決して人に馴れぬ孤高の獣と、それに向かって竪琴を奏でる少女」という
上橋菜穂子さんの心に浮かんだ、ワンシーンが執筆のきっかけとなっているそうです。
この構想は、何年も前に心に浮かんだが、
そこから発想を膨らませることができなかったようです。
しかし、ある日、ふと手に取った養蜂に関する本を読んでいくうちに、
生命の不思議に、心震わす少女のイメージが浮かび上がり、仕上げた作品です。
ちなみに、アニメ「獣の奏者(けもののそうじゃ)」はこんな感じです。
引用:https://youtu.be/ldRJWys_bxM
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2015年の「本屋大賞」に選ばれた、上橋菜穂子さんの「鹿の王」は、
2014年に、1994年に受賞した、まど・みちおさん以来で、
日本人作家としては、2人目となる国際アンデルセン賞・作家賞を受賞している作品です。
そして、全国の書店員が「今いちばん売りたい本」を決める
2015年4月7日に発表された、本屋大賞実行委員会が主催する、2015年本屋大賞で
上橋菜穂子さんの「鹿の王」が大賞に選ばれました。
「鹿の王」は、みぞうの危機に、立ち向かう父と子を描いたファンタジー長編小説で、
上巻の「生き残った者」、下巻「還って行く者」の2巻が刊行されています。
あらすじは、強大な帝国・東乎瑠にのまれていく故郷を守るために、
絶望的な戦いを繰り広げた戦士団「独角」、その頭であったヴァンは奴隷に落とされて、
岩塩鉱にとらわれています。
ある夜、一群れの不思議な犬たちが、岩塩鉱を襲い謎の病(やまい)が発生します。
その隙に、逃げ出したヴァンは幼子を拾って、ユナと名付けて、育てることに、
厳しい世界の中でみぞうの危機に立ち向かう、父と子の物語です。
上橋菜穂子さんの「鹿の王」も、「獣の奏者」と同様にファンタジーな感じです。
この「鹿の王」は、累計100万部を超えて、著者の上橋菜穂子さんは、2014年に、
まど・みちおさんに続く2人目の作家として、国際アンデルセン賞・作家賞を受賞しています。
また、2016年春からは、「精霊の守り人」がNHKでドラマ化されること
も決まっているそうです。
ちなみに、「鹿の王」のPVはこちらです。
引用:https://youtu.be/d7nsQhlwhg8
謎めいたストーリーで引き込まれいきますね。
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参考にしてみては如何でしょうか。
最後まで、読んで頂きありがとうございました。