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水虫「トンズランス菌」に感染?頭や体に寄生・・・予防方法は?

水虫トンズランス菌」に感染がヤバイ?

頭や体に寄生するとか!

予防方法はあるのか?

 

水虫は、白癬菌(はくせんきん)と呼ばれるカビの一種です。

日本でも「トンズランス菌」の水虫の感染者が増えています。

トンズランス菌」というのは、白癬菌の一種で、

正式名称は「トリコフィトン・トンズランス」と言うそうです。

 

白癬菌は、世界中で40種類以上が確認されているそうで、

日本では、10種類ほどが、人間に感染する白癬菌として認識されています。

 

白癬菌は、

人の角質やアカ、髪の毛、爪などに含まれるケラチンという

タンパク質を食べて生きているカビの一種だそうで、

タンパク質の栄養がある体の部位であれば、

どこにでも寄生するそうで、寄生する部位によって

呼ばれ方に違いがあります。

 

例えば、

足に感染したときは「水虫
頭皮、頭部に感染したときは「シラクモ
顔や首などの体部に感染したときは「ゼニタムシ
陰部に感染したときは「インキンタムシ

となります。

 

最近の知られてきた白癬菌が、

トリコフィトン・ルブルム菌、トリコフィトン・メンタグロフィテス菌といった

白癬菌で、トリコフィトン・トンズランス菌という

トンズランス菌も、これらの白癬菌の仲間になります。

 

日本国内では、2000年ごろから、柔道レスリング相撲

競技者間で流行がはじまり、国際試合で外国人から日本人に

うつったと言われています。

 

特徴は、赤い点からはじまり、直径1~2センチほどの環状に広がるそうで、

体に、かゆみ、痛みはほぼないとのことで、皮膚がカサカサになるそうです。

 

頭部は、カサブタになったり、髪の毛が抜け落ちることもあるそうです。

更に稀だそうですが、毛根が破壊されて、

永久に髪の毛が生えなくなることもあるそうです。

 

またトンズランス菌は、長期間生きられるようで、

まわりへの感染を防ぐためには、抗真菌薬でしっかり治療する必要があります。

 

更に、症状には個人差があり、頭部では、ほとんど症状が出ないこともあります。

軽い症状のときに放置してしまうと、保菌者として他の人にうつす可能性が高いです。

 

トンズランス菌の注意する3つのポイントは、

 

感染に気づきかない

日本でよく知られている白癬菌にくらべて症状が軽いことから、

感染したことに、気づきかないことがあり、

治療せずに放置しても、6ヶ月ぐらいで症状が消えることがあります。

しかし、症状がなくなっても、保菌者として感染源となるようです。

 

保菌者の状態を、無症候性キャリアーと呼ぶそうで、

例えば、頭部にトンズランス菌が感染して、

無症候性キャリアーのときは、症状がなくても、

フケについたトンズランス菌をバラまいてしまう危険性もあるそうです。

 

感染力が非常に強力

白癬菌は、角質層という、皮膚の表面の部分に感染する菌とのことで、

トンズランス菌も同様のようで、感染経路になるのは、

練習、競技中に肌と肌が当たり、こすれるなどの体の接触が原因とのことです。

 

トンズランス菌が、よく知られる水虫などの白癬菌と違うのが、

角質層への侵入の速さのようで、

一般の白癬菌は、角質層への感染が成立するには、

角質層に白癬菌が付着してから、24時間以上の時間が必要と言われていますが、

トンズランス菌は、12時間ほどで角質層への侵入ができるようです。

 

白癬菌による感染症の対策としては、

感染する前に付いた白癬菌を皮膚表面から取り除くことが、

原則ですが、短時間で感染が成立してしまう

トンズランス菌感染力は強力と言えるでしょう。

 

・治りにくい

トンズランス菌の特徴として、菌が毛内に侵入しやすいそうで、

治ったように、見えても菌がまだ残っているので、

毛内に侵入することで、塗り薬などの治療が難しいそうです。

 

このように、トンズランス菌は、一般的な白癬菌とくらべると、

感染力が強力で、治りにくい特徴があり、

気づかないで保菌者になっている場合もあるそうです。

 

日本国内の感染者数は、全国的な調査がないので

正確な数字は分からないようですが、

東京都内の大学柔道部選手への検診では、

2016年度は953人の検診で、感染者は74人もいたそうです。

 

更に、陽性率は8%ほどだったようで、

過去5年間の検診では一番高ったようで、

全体的に増加の傾向になっているとのことです。

更に、最近では、格闘家の父親を持つ赤ちゃんや、

その家族の格闘技の経験がない子供たちの感染も分かっているようです。

 

予防する方法としては、

まずは、トンズランス菌が体につくのを避けて、まず感染を防ぎ、

更に、トンズランス菌が付いたままの状態にしないことも重要です。

そして、万が一自分自身が保菌者だったときを考えて、

他の人への感染を防ぐようにすることも重要になります。

一人ひとりが以下のようなことを考えて行動することで、

予防、早期発見になります。

 

・早期発見と早期治療

頭がかゆい、カサブタができる、フケが多くなったなどの症状があるときは、

早めに皮膚科でみてもらうようにして、

トンズランス菌に感染しているのではと思われる人には、

皮膚科の受診をすすめて、病院を受診するときには、

格闘技をやっているなどのことをお医者さんに伝えるようにしましょう。

 

トンズランス菌が付くのを防ぐ

格闘技、スポーツなどの練習後は、できるだけ早めに

シャワーを浴びなどで、頭と体を石鹸などできれいに洗います。

 

・他の人への感染をさせない

練習場は、掃除機でよく掃除して、

トンズランス菌のエサになる人の角質、アカ、髪の毛、爪など掃除して、

他の人への感染を抑制すること。

使用済の道着、ユニフォームはできるかぎり毎回洗濯するようにします。

更に、他人や友達同士での、衣類やタオルなどの共用はやめましょう。

 

参考にしてみてはいかがでしょうか。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

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