アニサキス食中毒の猛威がヤバい!渡辺直美、庄司智春も症状、予防はどうする?
アニサキス食中毒の猛威がヤバいと話題です。
渡辺直美さん、庄司智春さん、山里亮太さんらも被害に!
症状、予防はどうすればいいのか?
お笑いコンビ品川庄司の庄司智春さんが5月10日の、
フジテレビ系「ノンストップ!」で、寄生虫のアニサキスによって起こる
アニサキス食中毒の体験を語っています。
1匹でも激痛だと言われていますが、庄司智春さんは8匹が胃の中にいたといい、
お医者さんからも、よく我慢できたねと言われたとのことです。
渡辺直美さんも4月に、アニサキス食中毒をわずらい
ツイッターに投稿していますね!
アニサキスは、寄生虫(線虫)の一種で、その幼虫(アニサキス幼虫)は、
長さ2~3cm、幅は0.5~1mmくらいとのことで、
白色の少し太い糸のように見えるモノです。
アニサキス幼虫は、サバ、イワシ、カツオ、サケ、イカ、サンマ、アジなどの
魚介類に寄生して、魚介類の内臓に寄生しているアニサキス幼虫は魚介類が死亡すると、
内臓から筋肉に移動するとのことです。
アニサキスの食中毒は、10年で20倍にも増えた寄生虫で、
アニサキス幼虫が寄生している生鮮魚介類を生(不十分な冷凍、又は加熱のモノ)で
食べることで、アニサキス幼虫が、胃壁や腸壁に刺入して食中毒を引き起こします。
症状としては、
1.急性胃アニサキス症:
食後数時間後から十数時間後に、みぞおちの激しい痛み、悪心、嘔吐を生じます。
2.急性腸アニサキス症:
食後十数時間後から数日後に、激しい下腹部痛、腹膜炎症状を生じます。
などの2種類があるとのことで、多くが急性胃アニサキス症とのことです。
治療方法としては、
胃内寄生の場合は、感染の初期段階での治療は、
開腹手術又は、上部消化管内視鏡(胃カメラなど)を使って、
消化管粘膜上のアニサキス幼虫を確認して、生検に使われる鉗子を使って
アニサキス幼虫を摘んで取り除く方法などがあります。
アニサキス幼虫を取り除くと症状はおさまることが多いとのことです。
胃皺襞の間に刺入して、観察も摘出も難しい場合の、
急性胃アニサキス症に対しては、アミドトリゾ酸を散布して、
粘膜から解離して摘出が容易になることも報告されているとのことです。
現状では、治療薬はないとのことです。
ただし、ステロイド系抗炎症薬を投与すると、
駆虫まではできないとのことですが、
症状が軽減することもあるとのことです。
しかし、小腸寄生の場合は、腸閉塞(腸がつまる状態など)になり
開腹手術をする症例もあり、侵襲の多い手術を避けて、
アミドトリゾ酸を投与して駆虫をする場合もあるそうです。
予防方法としては、
1.魚を購入する際は、新鮮な魚を選び、丸ごと1匹で購入した際は、内臓を取り除く。
2.内臓を生で食べない。
3.目視で確認して、アニサキス幼虫を除去する。
4.加熱は、60℃では1分以上、70℃以上では瞬時に死滅するそうです。
5.冷凍は、-20℃で24時間以上冷凍すると感染性が失われるそうです。
また、一般的な料理で使う程度の食酢での処理、塩漬け、醤油やわさびを付けても、
アニサキス幼虫は死滅しないとのことです。
厚生労働省の統計によれば、2007年に6件、2016年に124件になり、
10年ほどで被害が20倍になっているとのことで、
結果は、届出を集計したもので、実際には氷山の一角という
可能性もあるそうです。
芸能人の方たちも、ここまでアニサキス食中毒になっていますので、
2017年は、更に件数が増えると思われます。
参考にしてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んで頂きありがとうございました。