SIMフリーとかSIMロック解除とか!いったいなに?総務省がドコモやKDDI(au)に義務化とは
SIMフリーとかSIMロック解除とか!いったいなに?
総務省がドコモ(docomo)やKDDI(au)やソフトバンクに義務化したのはなぜか?
と疑問に思う方も多いと思います。
SIMフリーとは、好きなところのSIMカードを使える
仕様の端末(スマホやiPhone)のことをそう呼びます。
SIMロックとは、キャリア(大手携帯電話会社)の端末(スマホやiPhone)が、
そのキャリアのSIMカードしか使えないようにしていることです。
そして、SIMロック解除とは、そのロックを解除することをいいます。
2007年に、総務省は販売奨励金制度を問題視しています。
それは、販売奨励金の原資は、間違いなく既存ユーザーの高額な通信料金だからです。
更に、キャリア(大手携帯電話会社)主導で端末開発をしているせいで、
日本の端末製造メーカーの競争力が低下していたこともあり、
総務省は、2008年から対策を講じています。
端末代と通信料金を分離するように、販売方式の変更をキャリア(大手携帯電話会社)
に求めることになりました。
この頃、MNP制度が開始されていたこともあり、キャリア(大手携帯電話会社)は
販売方式を改めて、「割賦(分割払い)制度」、「通信料からの2年間の割引」、
「更新月以外は解約に解除料金がかかる」など、2年間顧客を縛る、
現在の販売方式の原型が導入されはじめたのがこのころになります。
このおかげ、販売方式は、複雑怪奇になり、このことで通信料金は下がり、
端末代が上がるという結果となりました。
しかし、販売方式は変わっても、SIMロックは相変わらず維持されて、
キャリア(大手携帯電話会社)が端末を販売する構図はほとんど変わりませんでした。
2010年に、総務省がSIMロックを解除するように、ガイドラインを策定しましたが、
キャリア(大手携帯電話会社)は、ほとんど従わずに無視でした。
ドコモは、2011年4月から、iPhone以外の端末は、ドコモショップで、
SIMロック解除を受け付けています。
更に、MNP制度の弊害として、他社から顧客をうばうために、
機種を「一括0円+高額キャシュバック」でたたき売るようなキャンペーンが多くなり、
更に、ドコモ(docomo)がiPhoneの取り扱いを開始して間もない
2014年の2月、3月ころには、
MNPでiPhoneを複数台契約したら、端末代は全部タダ、
通信料も割引、数十万円の現金をキャッシュバック
という売り方をキャリア(大手携帯電話会社)するようになります。
こうした割引施策の原資は、もちろん既存顧客の通信料金です。
そこで総務省は、キャッシュバック競争を抑制するなどの理由をあげて、
ガイドライン改正案を発表しました。
それでSIMロック解除の義務化が決定しています。
総務省の改正ガイドラインは、2015年5月1日以降に発売するモデルは、
SIMロック解除が可能でなければならないとしています。
それより以前に発売された端末は対象外です。
KDDI(au)は、これまでSIMロック解除ができない理由として、
3Gに他社とは異なるCDMA2000という規格を採用していることをあげています。
2014年に3Gを廃してLTEのみのモデルを発売していますので、
SIMロック解除の障害はなくなっています。
キャリアがSIMロック解除に応じない場合は、総務省が業務改善命令
を出すことになるので、強制だといえます。
そして、ドコモ(docomo)とKDDI(au)は2015年4月22日に、5月以降に発売する
携帯電話端末について、他社回線でも使えるようにするSIMロック解除を、
購入して半年後から応じると発表しました。
ネットで手続きすれば、手数料も無料にするとのことです。
詳細は以下のようです。
ドコモでは、5月1日以降に発売される機種については、インターネット、電話、
ドコモショップ店頭での受付より、SIMロックの解除が可能になります。
事務手数料は、インターネット経由は無料、電話とドコモショップ店頭では、
3000円(税抜き)となります。
2015年4月30日までに発売される機種については、SIMロック解除の受付は
ドコモショップ店頭のみとなり、事務手数料は3000円(税抜き)かかります。
また、5月1日以降に発売される機種については、6カ月の解除制限期間が、
新たにもうけられているので、SIMロック解除できるのは早くても2015年11月以降になります。
米アップルのiPhoneは、次に発売されるモデルから解除できるようになる予定のようです。
KDDI(au)は、SIMロック解除の受付はインターネットとauショップのみです。
事務手数料は、インターネットでは無料で、auショップでは3000円(税抜き)となります。
対象端末は、5月1日以降に、新たに発売された、SIMロック解除機能対応の
スマートフォンとタブレットとなっていますが、4月23日発売予定の「Galaxy S6 edge」
も対象に入るとのことです。
解除するには、購入日から180日が経過していることが条件となります。
auは他キャリアとLTEや3Gで使う周波数帯域が異なるために、
新製品の「Galaxy S6 edge」を、例にとって、SIMロック解除が可能な
携帯電話の周波数帯域の説明がauのホームページで公開されています。
両社とも、ガイドライン改正に沿ったかたちとなりましたが、
5月1日以降に販売される機種はSIMロック解除できるまで半年縛りがあります。
実際は、各社の割引施策などがあるので半年でSIMロックを解除しても
消費者にとってメリットは薄いですが、割引施策が終了する2年後ぐらいには
ネットから手軽に無料でSIMロック解除できるのはいいです。
ソフトバンクは、SIMロック解除の義務化に関しては、
「対象となる製品などにあわせて、しかるべきタイミングで発表いたします」
とのことです。
ただ、よくよく考えると、あなたが現在どのくらいの携帯電話代を払っているか?です。
例えば、メールやちょっとSNSをするくらいでライン電話を使っているくらいで、
月のデータ容量が1GB~3GBぐらいなら、SIMフリーにより月額の携帯電話代は、
激減することでしょう。
あと、2年の契約解除料を支払っても3ヶ月ほどで回収できる方もいます。
またMNP制度による電話番号移行も数日ほどで対応されます。
格安SIMフリーのメーカーでは、DMMmobileが分かりやすいです。
月額料金の簡単なシュミレーションもあります。
ドコモのスマホのSIMフリーが、気になる方は、
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このように、安くできるということは、 キャリア(大手携帯電話会社)に、
あなたは、高額な通信料を支払っていたことになりますね。
参考にしてみては如何でしょうか。
最後まで、読んで頂きありがとうございました。