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毛虫の大量発生の原因は地震の予兆なのか?電車が車輪空転まで

毛虫大量発生原因地震予兆なのか?

四国では、電車車輪空転までの事態になって話題です。

 

JR四国は2015年5月3日に、高徳線讃岐相生駅-阿波大宮駅間の

レール上に毛虫大量発生して、踏みつぶした普通電車が、

坂を上り切れずに運休したとことを発表しますた。

 

また、前日にも同じ場所で普通電車1本が立ち往生して

運休したとのことです。

 

JR四国の広報室によると、

毛虫による運休は、これまで聞いたことがないとのことで、

線路沿いの土地は管理者が分からずに、

勝手に殺虫剤を、まくことができないので、苦慮しているとのことです。

 

このような、何か異常な現象が起こると、地震予兆とか言われることは、

よくありますが、これだけでは、地震予兆とは言いにくいです。

確かに、地震の際には、動物や昆虫などが異常な行動ととるのは、

よく知られていることで、

 

つい最近では、イルカの大量座礁後に、ネパール大地震が起こっています。

これを予言している方もいましたが、東海大地震予言されていました。

そして、その後に東京の直下型大地震が起こるとのことでしたが、

今回の予言は外れています。

 

結局は、大地震が起こるかは、誰にも分からないことで、

データや確率などで、予測することはできますが、100%ではありません。

 

また、今回の毛虫大量発生も、マイマイガと呼ばれる毛虫であれば、

約10年周期で大発生して、2~3年継続する傾向があると言われています。

 

ただし、毛虫については注意も必要です。

一般的によく見る毛虫は、アメリカシロヒトリや、マイマイガなどです。

毛虫は、害虫として、文字通り害をおよぼして、病害虫防除の対象になる虫ですが、

見た目には、グロテスクでも人を刺さない毛虫がほとんどです。

 

チョウやガの幼虫は、日本で約5,000種が記録されていて、

幼虫の体に毛の多いものを「毛虫」、毛の少ないものを「いも虫」と呼びますが、

チョウやガの幼虫の中で、毛虫は全体の20%くらいです。

 

しかし、人を刺す害のある毛虫が2%くらいます。

チャドクガと、イラガが、よく聞く毒のある毛虫です。

 

チャドクガとは

チャドクガ
引用:https://www.jataff.jp/konchu/kemushi/chadokuga.html

 

チャドクガは、椿、サザンカ、茶などツバキ科の植物に発生します。

4月~6月頃と、8月~10月頃の、年2回が毛虫の発生時期と言われています。

 

チャドクガの幼虫は、毒針毛と呼ばれる細かい毛でおおわれており、

これが、皮膚に付着すると、強いかゆみの皮膚炎をおこします。

 

また、死んだ毛虫の毒針毛に触れても、症状が出るので注意が必要です。

更に、注意なのは、風に乗って飛散した毒針毛によっても被害を受けることもあります。

 

<駆除方法>

毛虫が発生して、樹木全体に広がると、駆除が難しくなるので、

なるべく、初期の段階で毛虫が生息する葉に袋等をかぶせて、

枝ごと、切り取って処分するようにします。

 

樹木全体に広がってしまった場合は、園芸用殺虫剤などでも駆除できます。

駆除を行う場合は、帽子、長袖、手袋、マスク、めがね、首にタオルを巻くなど、

できるだけ肌を露出しないようにすることや、風下に立たないようにすることの重要です。

 

あまりにも、駆除が難しいときは、専門の駆除業者へ依頼することをおすすめします。

 

イラガとは

イラガ

イラガ
引用:http://serigaya.cocolog-nifty.com/blog/2012/08/post-2d9a.html

 

ヒロヘリアオイラガ

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引用:http://www.eiken.pref.kanagawa.jp/008_topics/files/topics_040311_02.htm

 

カキ、サクラ、梅、カエデなど多くの樹木に発生します。

毛虫は、6月~9月ころに発生して、毛虫のトゲに触れると、激しい痛みを感じます。

 

<駆除方法>

毛虫が発見したら、枝ごと取り除くか、割り箸等で取り除きます。

手で触れないように注意が必要です。

または、殺虫剤を散布するか、専門の駆除業者に依頼するのもいいと思います。

 

毒はないけど、人によっては炎症になる

マイマイガ

マイマイガは、約10年周期で大発生して、2~3年継続する

傾向があると言われている毛虫です。

 

毛虫は、4月~7月ころに発生して、体長1cm以上のものは、

毒毛と考えられる毛がなくなりますが、皮膚の弱い方は、

直接触れると、毛が刺さることによる炎症などを起こすことがあります。

 

<駆除方法>

毛虫を発見したら、割り箸等で取り除くとようにします。

手で触れないように注意することが大事です。

または、殺虫剤を散布するか、専門の駆除業者に依頼するといいでしょう。

 

アメリカシロヒトリ

アメリカシロヒトリは、幼虫時に街路樹や庭木などで、

大量発生することがあります。

 

6月~7月ごろと、8月~9月ころの、年2回が毛虫の発生する時期です。

無毒であり、刺すことはありませんが、皮膚の弱い方は、

毛が付着することで、かゆみなどを生じることがあります。

 

<駆除方法>

発生初期の毛虫は、集団で生活しますので、この時期に枝ごと切って除去します。

手で触れないよう注意が必要です。

 

成長した、毛虫は樹木全体に分散してしまうので、駆除は早期に行うことが重要です。

すでに、成長した毛虫が分散してしまった場合には、殺虫剤を散布するか

専門の駆除業者に依頼する方がいいでしょう。

 

このように、毛虫はもともと大量発生する傾向がある昆虫ですので、

実際の原因とか、地震発生の予兆とかの可能性が低いです。

 

しかし、放って置くと、大量発生して大変なことにもなります。

早めに駆除することが、重要ですね。

最後まで、読んで頂きありがとうございました。

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