E-mote Free Movie Maker(えもふり)って無償2Dキャラクターアニメ作成ツールとは
E-mote Free Movie Maker(えもふり)という、
無償2Dキャラクターアニメ作成ツールがあることを、
あなたは、知っているでしょうか?
(有)エムツー(M2)は2015年4月28日に、2Dイラストをもとに、
比較的簡易な作業でキャラクターアニメーションを制作できる
ツール「E-mote Free Movie Maker(えもふり)」の、
バージョン3.5.2を公開しました。
これは、無償とは思えないくらい高機能なツールです。
E-mote(エモート)とは、(有)エムツー( M2)が開発した、
イラストを立体的に、アニメーションさせる技術、及び開発ツールの名称です。
また、 E-mote(エモート)の名称は、「Emotional Motion Technology」の
略のことです。
キャラクターの立ち絵で、表情やポーズなどのアニメーションを
簡単に作成することができます。
例えば、表情をアニメーションさせる場合、通常は口パク・目パチ・眉毛など
様々な差分パターン画像を用意する必要がありますが、
E-moteでは目・口・眉などの各パーツを変形させてパターンを作るために、
少ない画像素材で簡単にアニメーションを作成することができます。
各パーツについて、物理挙動(硬さ、重さ、揺れ具合)、風や角度の影響、
変形遷移、円形クランプなど、様々な設定が可能になっています。
また「男子正面」、「女子正面」などのテンプレートが、あらかじめ用意されていて、
立ち絵画像を、そのテンプレートに当てはめることで、すぐに立体的なアニメーション
として動かすことができます。
(有)エムツー( M2)では、以前から、アクションゲームのキャラクターや
ユーザーインターフェイスの制作ツールを社内で開発していました。
「魂斗羅ReBirth」や「ドラキュラ伝説 ReBirth」の開発で使用した
モーションエディターをベースに、アドベンチャーゲームのキャラクター
を動かすことに特化した技術として「E-mote」が開発されたそうです。
開発の、きっかけは「うぃんどみる」からの「動く立ち絵」についての相談で、
2012年11月30日に発売された「ウィッチズガーデン」(うぃんどみるOasis)で
正式に導入されました。
「ウィッチズガーデン」開発時には、まだE-mote用のUIツールが無く、
元々のモーションエディターを使って開発していましたが、
そのままでは、複雑で操作が難しいために、キャラクター作成に
必要な機能だけを搭載した、専用ツール「E-mote Lite」が開発されています。
・2012年12月: E-mote技術のライセンス提供を開始
・2013年2月5日:専用ツール「E-mote Lite」の試用版を公開
・2013年4月4日:E-mote Liteの正式版を提供開始
・2014年6月9日:E-mote 3.0を正式リリース。
Adobe PhotoshopのPSD画像からの一括インポート、吉里吉里2やUnity Proへの対応、
インディーズライセンスの提供など
・20146月27日:E-mote Free Movie Maker(通称:えもふり)をリリース。
アニメーションGIF・連番PNG・WMV動画ファイル出力に特化した簡易版で、
個人利用のみで無償ダウンロード提供。
と言った感じにE-mote Free Movie Maker(えもふり)は、バージョンアップしました。
「えもふり」は、(有)エムツー( M2)が提供している
2Dアニメーション制作環境「E-mote」の個人利用向けは無償版となっています。
最小限のパーツ画像から、動きを補完してキャラクターをなめらかに
アニメーションさせることが可能で、作成したアニメーションは
アニメーションGIFやWMV動画などにも出力できます。
注意点は、個人での活動に限り、商用利用も認められています。
ちなみに、E-mote Free Movie Maker(えもふり)を使用した動画がこちらです。
引用:https://youtu.be/vuzqQYYw2I4
E-mote Free Movie Maker(えもふり)は、かなりの高機能ソフトだと思います。
E-mote Free Movie Maker(えもふり)の公式サイトはこちらです。
⇒http://emote.mtwo.co.jp/index.php
最後まで、読んで頂きありがとうございました。