広島原爆の「黒い雨」体験者の肺にウラン残存が内部被ばくが半世紀以上続く!
広島原爆の「黒い雨」体験者の肺にウラン残存をして、
今も、内部被ばくがあり、半世紀以上続いていたことが分かりました。
広島大と長崎大チームで「内部被ばく半世紀」裏付けが話題です。
広島大と長崎大の研究グループは2015年6月7日に、
広島原爆の「黒い雨」を体験した女性の肺組織にウランが残存して、
現在も、放射線を放出していることを示す痕跡を
はじめて撮影したとあきらかになりました。
女性は原爆投下時29歳で、80歳代で肺など3臓器に、
多重ガンを発症して、94歳で死亡したそうです。
解析したのは、1998年に切除し保存されていた肺組織で、
広島大と、長崎大の研究グループは、
放射性降下物由来の核物質による内部被ばくが
半世紀以上続いていたことが、裏付けられた
としています。
放射能は、原子核が不安定な状態になると、
放射線を出し続けるといわれています。
なので、この原子核が不安定な状態が崩壊しなければ、
原子核が姿を変えることがありません。
なので、内部被ばくは、ずっと続くかもしれませんし、
ある日、突然崩壊して、原子核が姿を変えて
放射能の放出が止まるかもしれないのです。
これらの詳細は、まだ分かっていないところもありますので、
いつ内部被ばくが終わるかは分かっていません。
100年(1世紀)経っても放射能を出し続けるかもしれないのです。
今回は、女性の手術の際に切除された肺のガン組織と非ガン組織に、
隣接するリンパ組織が広島大に保存されていることが分かり、
広島大と長崎大の研究グループが解析を実施しました。
乳剤に浸して、放射線が走る跡(飛跡)を撮影したところ、
主に、肺ガン組織で核物質が放出するアルファ線の飛跡を確認したそうです。
飛跡の長さや、他の放射性物質の半減期などと比較して、
核物質は広島原爆由来のウラン235の可能性が非常に高いとしています。
確認した飛跡の数をもとに算出した放射性物質の量は、
肺のガン組織が1立方センチ当たり0.0049ベクレルで、
非ガン組織が、同0.0004ベクレルとなっています。
組織を切除した98年までの53年間の推定被ばく線量は、
それぞれ1.2シーベルトと、0.1シーベルトとなっています。
長期間の累積線量が、肺のガン化に、どう影響したかは
比較対象がないために、あきらかではないようですが、
ガン組織と、非ガン組織では顕著な差があったとのことです。
リンパ組織からの検出量は、ほぼゼロだったようです。
広島原爆の「黒い雨」体験者の肺にウラン残存があり、
それが、半世紀以上も放射能を出し続けていたことは確率的には、
今回の解析結果からかなり高いようです。
なので、福島原発のような原発事故が起こった場合は、
放射能を帯びたガレキや放射能物質などから、それの放射能物質を、
体内に吸込み内部被ばくしている人もいると思われます。
その場合は、体内から放射線を出している場合はあるでしょう。
そして、その放射能がなくなるかは、運次第ということになります。
原子核の不安定な状態が崩壊しなければです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。