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低ナトリウム血症(EAH)の症状と原因は?補正とか大丈夫なのか?

低ナトリウム血症(EAH)の症状原因は?

補正とかして大丈夫なのか?

 

低ナトリウム血症原因は多岐にわたるので、原因をきちっと

診断することが先決です。

これによって治療法が決まってきます。

 

基本的に、低ナトリウム血症の大部分は水代謝の異常によるので、

水の管理がもっとも重要になります。

 

この水分補給などの水の管理を、一歩間違えると「低ナトリウム血症」という

致命的な状態を、引き起こすこともあります。

アメリカでも、競技中の水分補給に関するガイドラインが発表されています。

 

それでは、低ナトリウム血症って何かというと、

低ナトリウム血症とは、過剰な量の液体が体内に入ることで、

腎臓の水分排出機能が追いつかなくなり、体の塩分量(ナトリウム濃度)が低下しすぎることで、

全身の細胞が膨れ上がって破裂してしまう症状をいいます。

 

低ナトリウム血症は、血液中のナトリウム濃度が極端に低くなった状態のことで、

兆候は意識が、遠のくような感じや、手足のむくみ、吐き気や頭痛など、

放置すると錯乱など、脳機能障害の症状があらわれて、

コンスイ状態から、ときには死にいたることもあります。

 

運動誘発性の、低ナトリウム血症(EAH)は、アスリートが水やスポーツドリンクなどを

必要以上に飲みすぎたときに発生しやすいです。

 

また、運動時間が4時間を超えるモノや、軍事教練なみのジムワークの

低ナトリウム血症(EAH)リスクは高く、

また、マラソンなどの耐久レースなどは、最も症例報告が多いといわれています。

 

また注意なのは、低強度の運動でも油断は禁物です。

ホットヨガなども低ナトリウム血症(EAH)リスクが高いと言われています。

理由は、発汗率が低いところに、水分補給をしすぎると、体格の小さい女性は

すぐに、水の飲みすぎ状態である低ナトリウム血症におちいることがあります。

 

また、運動慣れしていない人の汗は、ナトリウム濃度が濃いので、

体内から、ナトリウムが失われてしまうために、低ナトリウム血症(EAH)リスク

が高くなってしまいます。

 

疲労の軽減や、筋肉痛やケイレンの予防、血がドロドロになってつまることを防ぐために、

運動中には、水分を定期的に摂取することが大切だと言われていました。

しかし、最新の研究によってしめされた、新しいガイドラインによれば、

この考え方は、間違いだということが判明しています。

 

気楽に、水分過剰摂取をすすめるより、熱順応など相当の準備をして

スポーツ、あるいは炎天下の仕事にそなえるべきです。

 

過剰な水分補給による低ナトリウム血症(EAH)と、

過度の脱水状態の両方を回避するには、喉のかわきという人体にそなわる

メカニズムを、水分補給の目安とすると良いということです。

 

低ナトリウム血症(EAH)の症状は、その発症速度とナトリウムの低下の程度にもよりますが、

一般的には、血清ナトリウム濃度が120~130mEq/Lで軽度の疲労感がみられて、

120mEq/L以下では、頭痛や嘔吐、食欲不振、精神症状がくわわり、

110mEq/Lまで、低下すると、コンスイ状態やケイレン等が起きます。

 

精神症状やケイレンがみられるような重症な低ナトリウム血症では、

急速なナトリウム補正が必要となりますが、急速なナトリウム補正の際は

中心橋脱髄症を引き起こすおそれがあるため注意を必要です。

 

一般の病院の場合は、低ナトリウム血症の患者さんは、

救急・ICU設備のある病院に移動することになると思います。

 

一方、無症状で軽症であれば、早急な治療を必要としないために、

まずは、その病態を確認することが大切になります。

 

高脂血症や高タンパク血症の時(偽性低ナトリウム血症)、

あるいは、高血糖時以外は、ほとんどの低ナトリウム血症は、

低浸透圧血症(細胞内液増加)を意味しています。

 

一般的に、低ナトリウム血症は、水の過剰かナトリウムの喪失によるものです。

細胞外液の量と、尿中ナトリウム濃度をみれば病態の判別がしやすくなります。

 

細胞外液量により増加、正常、減少の3つに分けられますが、

その判断は容易ではありません。

自分の給水が適正かを確認するには、いつもの給水付きで運動前後の体重

を比較する方法があります。

 

運動前より、体重増なら給水過剰となり、適正な給水量は、

体重減少量÷運動前の体重×100=脱水率(%)で2%程度と言われています。

3%を超えるようなら、逆に給水不足であということになります。

あくまで、目安なので参考にして下さい。

 

暑いときの運動、炎天下での仕事のときは、

あまり水分をとりすぎのも、低ナトリウム血症(EAH)になるおそれがあります。

 

ご注意下さい。

参考にしてみては如何でしょうか。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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