キャンディーズのシングル曲をまとめた「ゴールデン☆アイドル キャンディーズ」

の2枚組CDが、2015年4月4日にリリースされることが決まりました。

 

2015年4月4日は、キャンディーズが解散を発表した、

コンサート「ファイナル・カーニバル」からちょうど37年にあたる日です。

 

キャンディーズは、1970年代に活躍した女性3人組のアイドルグループです。

所属事務所は渡辺プロダクションで、多くの楽曲は、当時渡辺音楽出版の社員だった、

松崎澄夫さん（元・アミューズソフトエンタテインメント代表取締役社長）

のプロデュースによるものでした。

 

キャンディーズのメンバーは、

・伊藤蘭さん（愛称：ラン）

・田中好子さん（愛称：スー）

・藤村美樹さん（愛称：ミキ）

の3名です。

 

キャンディーズのメンバーは、3人とも東京音楽学院のスクールメイツ出身で、

最終選抜で3人が選ばれました。

1972年（昭和47年）4月に、NHKの新番組「歌謡グランドショー」のマスコットガールとして、

3人揃って抜擢されて、番組プロデューサーから「食べてしまいたいほどかわいい女の子たち」

を意味して、「キャンディーズ」と名付けられたそうです。

 

3人ともスクールメイツの中でも、特に目立つ存在ではなく、「歌謡グランドショー」でも、

マスコットガール兼アシスタント（椅子、マイク運び、代理音合わせ）に過ぎず、

歌手デビューの予定はなかったようです。

 

しかし、「歌謡グランドショー」に出てしばらくたった頃に、東京音楽学院を

たまたま、訪れた松崎澄夫さんが、教室に入ってきた、キャンディーズの3人を見て

「かわいい子がいるなあ」と目を留めて、松崎澄夫さんが音楽学院の担当者に

レコードデビューの有無を聞くと、「まだです」との返事が返ってきたので、

松崎澄夫さんは、そのままキャンディーズの歌手デビューを決めたそうです。

 

またまたの偶然だったのですね。

1973年（昭和48年）に「あなたに夢中」で歌手デビューして、

またデビュー前からは、人気バラエティ番組「8時だョ!全員集合」にも、

レギュラー出演していましたが、デビュー後ヒット曲に恵まれなかったようです。

 

デビュー当時の、メインボーカルは、当時最も歌唱力が高かった

田中好子さんを起用していたそうです。

 

しかし、マネージャーである諸岡義明さんが、3人の中で、

伊藤蘭さんだけ、ファン層が異なる、お姉さん的なことを発見して、

諸岡義明さんの提案により、1975年（昭和50年）に発売した、

5枚目のシングル「年下の男の子」で方針を転換しました。

 

お姉さん的キャラクターの伊藤蘭さんを、センター・メインボーカルに据えて

前面に出したところ、これが当たって、初ヒットとなり、

オリコンでも初のベストテン入りを果たしました。

 

それ以降の、シングルでは、「わな」が藤村美樹さんがセンターである

以外は、すべて伊藤蘭さんがセンターをつとめました。

 

「春一番」、「やさしい悪魔」、「暑中お見舞い申し上げます」など、

シングル曲が立て続けにヒットを出して、「8時だョ!全員集合」や、

「みごろ!たべごろ!笑いごろ!」などのバラエティ番組でコントまでこなす、

積極的なテレビ出演と、愛らしい振り付けを交えた数々のヒット曲により、

幅広い人気を獲得しました。

 

しかし、1977年の夏に、人気絶頂となりつつあった、キャンディーズは、

突如解散を発表しました。

 

伊藤蘭さんが、泣き叫びながら発言した「普通の女の子に戻りたい」は

非常に有名になり、当時の流行語にもなっています。

 

この電撃的な解散発表から、キャンディーズの人気は沸騰して、

ラストシングルの「微笑がえし」では、はじめてオリコン1位を獲得しました。

 

1978年（昭和53年）4月4日に、後楽園球場に当時空前であった5万5千人を集めて、

マスコミが、歌謡界史上最大のショーと呼び、日本でも「ザ・ピーナッツ さよなら公演」以来

2例目となる、お別れコンサートが行われて、4年半の活動に終止符を打ちました。

 

今回のCDでは、1978年2月に発売されたラストシングル「微笑がえし」までの、

キャンディーズのシングル曲がすべて収められています。

更に、グループの解散後に、リリースされた企画盤「つばさ / グッド・バイ・タイムス」の

収録曲も加えられて、全36曲となっています。

 

また、紙ジャケット仕様の2枚組CDに、収録シングルのジャケットを復刻した

ブックレットが付属して、更に、音源はデジタルリマスタリングが施されて、

Blu-spec CD2に収録されています。

完全生産限定での、リリースとなっています。

 

※デジタルリマスタリングとは、

1980年代末以降に、有名アーティストの古い作品（多くは1960 – 80年代）が

リマスタリングやデジタル・リマスター（デジタル・リマスタリング）など

と称して再発されています。

これらは、プリマスタリング及びマスタリングをやり直した作品のことです。

 

この際に、リマスタリングをデジタル機器で行うことをデジタルリマスターと呼びます。

古い音源を、最新の音響技術を用いて、マスタリングし直すことで、

より現代的な、音像で楽しむことができるものです。

レコーディングやミキシング自体は古いため、完全に現代的になるわけではないようです。

 

「ゴールデン☆アイドル」シリーズは、ソニーミュージック、日本コロムビア、

ビクターエンタテインメント、ポニーキャニオン、ユニバーサルミュージック

のレコード会社5社による共同企画です。

 

「ゴールデン☆アイドル キャンディーズ」は「ゴールデン☆アイドル」シリーズ

の第3弾となっています。

 

「ゴールデン☆アイドル キャンディーズ」収録曲は、

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＜DISC 1＞
01. あなたに夢中
02. なみだ草
03. そよ風のくちづけ
04. 桜草のかなしみ
05. 危い土曜日
06. 青春の真中
07. なみだの季節
08. 迷える羊
09. 年下の男の子
10. 私だけの悲しみ
11. 内気なあいつ
12. 恋の病気
13. その気にさせないで
14. 一枚のガラス
15. ハートのエースが出てこない
16. 冬の窓

＜DISC 2＞
01. 春一番
02. 二人だけの夜明け
03. 夏が来た！
04. ご機嫌いかが
05. ハート泥棒
06. 今がチャンスです
07. 哀愁のシンフォニー
08. 別れても愛して
09. やさしい悪魔
10. あなたのイエスタデイ
11. 暑中お見舞い申し上げます
12. オレンジの海
13. アン・ドゥ・トロワ
14. ふたりのラヴ・ソング
15. わな
16. 100% ピュア・レディ
17. 微笑がえし
18. かーてん・こーる
19. つばさ
20. グッド・バイ・タイムス

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となっています。

 

「ゴールデン☆アイドル キャンディーズ」の発売の4月4日が、

楽しみですね。

ちなみに、 「ゴールデン☆アイドル キャンディーズ」が、気になる方は、

こちらをチェックしてみて下さい。
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参考にしてみては如何でしょうか。

最後まで、読んで頂きありがとうございました。