梅毒患者が増加,梅毒の感染経路と初期症状は!治療はどうすればいいのか?
梅毒患者が増加傾向に、梅毒の感染経路と初期症状にどんなものなのか?
治療はどうすればいいのか?と思ったら!
梅毒患者が、感染症発生動向調査事業をはじめた1999年以降で最多となった
2014年を、上回るペースで、増えていることが2015年4月7日に、
国立感染症研究所がまとめた患者報告であきらかになりました。
特に、東京都内で報告が多いようで、
東京都は、「パートナー同士の感染有無の確認が、まん延防止に必要」
との報道がされています。
国立感染症研究所が、まとめた2015年3月29日までの、約3か月間の患者報告数は、
2014年の、同じ期間より85人増加した399人とのことです。
都道府県別の報告数は、東京都が、最も多い159人で、
大阪が40人、神奈川が27人、福岡が18人、埼玉が14人、愛知が14人、
北海道が10人、千葉が10人の順だったそうです。
東京都内では、2014年の同じ期間と比べると65人も増えています。
報道によると、直近の3月23日から29日までの、週に報告のあった21人のうち、
19人に性的接触による感染が推定されたとのことです。
性的接触の推定感染経路は、同性間が9人、異性間で5人、性別不明で5人とのことです。
若干、性別不明というのが気になるところですね。
人工の密度から考えると、東京が一番多いのは、しょうがないところがありますが、
2位の大阪の約4倍という数字と、6日間程で21人も確認されているところから、
注意が必要だと思います。
梅毒は、主に性交渉時の接触感染が、最も多いと言われて感染すると
2~3週間後から、リンパ節炎や皮膚症状があらわれます。
早期に発見して、治療を行えば完治しますが、治療しないと症状が段階的に進行して、
中枢神経がおかされて死にいたることもあります。
妊娠している人が、梅毒に感染した場合は、流産や死産の原因となることもあるそうです。
また、梅毒に感染して病変部分があると、HIV(エイズウイルス)など
にも感染しやすくなります。
梅毒に、感染したときは、HIV検査もあわせて受けるようにしましょう。
それでは、梅毒の症状としては、
梅毒は、スピロヘータの一種に属する、梅毒トレポネーマと呼ばれる
細菌に感染することでおこる、性感染症のひとつです。
1999年で、全世界で推定1200万人で新規感染したと考えられており、
その90%以上は発展途上国での感染でした。
日本国内で本格的にまん延したのは、江戸時代のころのようです。
江戸時代は、この種の伝染病にたいする適切な治療手段がなかったことが、
感染者を増加させる要因となったと思われます。
治療薬であるペニシリンが開発された戦後以降は、梅毒患者数は激減しています。
ところが、性にたいする価値観や、性交渉の低年齢化や、複数異性との性交渉や、
避妊具の不使用などから、梅毒感染者が増加傾向にあり、2014年より2015年は
更に多くなる傾向で、2016年、2017年と増加しそうです。
梅毒に感染すると、性感染症なので、初期症状が出ることもありますが、
その症状は、いろいろでありますが、自覚症状がないこともあるために、
見過ごされることもあります。
もしも、梅毒に感染したかもしれないと思われる症状や、行為に心当たりがある方は、
早めに、性病検査などで、感染は大丈夫なのか確認することをおすすめします。
参考ではありますが、梅毒に感染すると、どのような症状があるか紹介します。
どんな症状が出るのか?
梅毒感染者が、治療せずに放置していると、その症状は感染からの時間の経過とともに
段階的に、進行していくと言われています。
一般的には、以下のような段階で、症状が説明されていますが、医学の進歩により、
第3期、第4期の梅毒まで、進行してしまうのはあまりないようです。
<性交渉などにより感染した日>
皮膚や、粘膜の小さな傷から病原菌が侵入して感染して、
血液中に入って全身に広がっていきます。
男性も女性も、症状は同様で、段階的に4期に分かれます。
<第1期>
【感染してから、3週間~3ヶ月ほど】
梅毒に感染してから2~3週間ほど経過すると、初期症状として、
感染した部位の皮膚や粘膜に「初期硬結」と呼ばれる、コリコリとした
小さな赤い隆起ができることが知られています。
男性は、主に包皮や亀頭、女性は大陰唇や小陰唇にできることが多いそうです。
<ポイント>
・痛みのない「しこり」ができる
感染したところ(性器、口、肛門、手指など)の皮膚や粘膜に、
「しこり」、軟骨の硬さほどで、小豆から人差し指の先位までの大きさのモノです。
その後、「しこり」の中心部が硬く盛り上がります。
・痛みのないリンパ節のハレ
太ももの付け根の部分がハレます。
これらの症状は、放置しておくと、2~3週間ほどで消えます。
<第2期>
【感染から3ヶ月~3年ほど】
梅毒の病原体である、梅毒トレポネーマが血液中に入りこみ体中をめぐるために、
全身の皮膚や粘膜にいろいろな症状が、ではじめる期間が第2期となります。
典型的な症状としては、全身の皮膚や粘膜に1cmほどの、ピンク色のブツブツとした
発疹が、まばらにあらわれます。
「バラ疹」と呼ばれる症状で、特に痛みやかゆみはありません。
顔や、手足に多いと言われています。
このバラ疹は、治療をしなくても、しばらくすると消えてしまうことがあるために、
症状が軽いと気付かない人もいます。
消えても再発したりもして、個人差があるようです。
梅毒が、第2期に突入すると、病原体は血液にのって全身にまわるために、
他にも症状が出ることがあります。
一例としては、発熱 、食欲不振 、潰瘍性口内炎、疲労感 、体重の減少 、リンパ節のハレ、
関節痛 、脱毛症状 、喉の痛み、倦怠感 、眼の炎症などです。
第2期を過ぎると、潜伏期の期間にはいり、無症状状態が、
長期、個人差があり、数週間~数年にわたって続くために、勝手に治ったと
勘違いされる人もいますが、病気は進行しています。
この時期は、梅毒感染の有無は、血液検査でしか診断が難しいです。
<ポイント>
・ピンク色の円形のアザ(バラ疹)
体の中心線にあたる部分を中心に顔や手足にできます。
・赤茶色の盛り上がったブツブツ
小豆から、えんどう豆くらいの大きさのモノ
・脱毛症状
これらの症状は、3ヵ月~3年ほど続き、自然に消えます。
その後、しばらく無症状が続きます。
<第3期>
【感染から3年以上経過】
現在の日本では、健康診断などもあり、第3期以降にまで、梅毒の症状が進行してしまうことは、
あまりないので、専門家でもない感染者はあまり必要ではありません。
梅毒に、感染していながら放置していると、非常に危険だと理解しておいて下さい。
第3期に突入した、梅毒は、皮膚や肝臓や、腎臓や、内臓など、筋肉、骨などの
組織にゴム腫と呼ばれる固い「しこり」や「こぶ状」のハレがではじめます。
<ポイント>
・「しこり」ができる
皮下組織にできる大きめの「しこり」です。
結節性梅毒疹やゴム腫などといわれます。
<第4期>
【末期状態】
更に、症状が進行すると、心臓や血管、神経までもが、梅毒におかされるために、
眼や脳、手足の感覚の喪失、痴呆症状といった、重い障害があらわれて、
日常生活に支障をきたします。
最終的には、死にいたります。
<ポイント>
・心臓、血管、神経、目などに重い障害がでます。
感染経路は!
梅毒は、主に性的接触によって感染しますが、
病原体である、梅毒トレポネーマは、人の皮膚や粘膜を通して侵入するために、
その感染経路は、必ずしも性的接触だけではありません。
感染経路は、以下のようです。
<性的接触感染>
・性交渉
・性交渉と類似の行為(オーラルセックス、性器具の共用など)
・口中に、梅毒感染があれば、キスでも感染の可能性はあります。
<血液感染>
・注射器の使い回し
・輸血
・臓器提供など
<母子感染>
・梅毒に感染した母親から胎盤を経由して胎児が感染する。
妊娠初期の梅毒検査により発見されることが多い。
と言った感染経路が一般的に言われています。
郵送性病検査とは
梅毒は、おそろしい性感染症ですが、現在は治療法も確立されているので、
早期発見と治療を行えば、病気は完治します。
しかし、病院に行って検査してもらうのは、抵抗がある方も少なくないです。
もしかしたら、梅毒かもと心当たりのある方は、梅毒検査をしたいけど、
病院には抵抗があるといった方は、自宅で、こっそり性病検査ができる、
サービスもあります。
そのサービスを、「郵送性病検査」といいます。
梅毒は、性交渉以外でも、感染の可能性はありますので、
カラダに異変を感じている方は、「郵送性病検査」をしてみるのも一つの手段です。
このシステムについて、説明すると、ネット上から申込を行って、
性病検査キットを郵送してもらいます。
簡単な方法で、血液、あるいは、尿や分泌物などを自分で採取して、
ポストに投函すると、後日検査結果が送られてくるという流れになります。
この郵送性病検査を提供している代表的な会社が、
GME医学検査研究所とふじメディカルです。
いきなり病院に行くのは抵抗があるけど、どうにかの検査をしてみたいという方は、
こちらをチェックしてみて下さい。
⇒【GME医学検査研究所】の公式サイトへ
参考にしてみては如何でしょうか。
最後まで、読んで頂きありがとうございました。