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絞扼性(こうやくせい)イレウス(腸閉塞)の初期症状とは子供や赤ちゃんにも

絞扼性(こうやくせい)イレウス(腸閉塞)の初期症状にはどんなものがあるのか?

子供赤ちゃんでも注意は必要です。

 

イレウス(腸閉塞)には、絞扼性(こうやくせい)のものがあり、

これは特徴としては、急激に引き起こされます。

 

イレウス(腸閉塞)での、腹痛もかなり鋭く、しかも痛みが持続することが特徴です。

更に、はじめの段階から、嘔吐症状などがみられます。

また、早い段階でショック症状が引き起こすこともあります。

 

絞扼性(こうやくせい)イレウスは腸自体にねじれが生じたり、

きつく絞まったりすることにより引き起こされます。

更に、急激に白血球が多くなるという特徴もあります。

 

腸が絞めつけられることにより、酸素が回らくなり、腸の壊死(えし)へとつながります。

このような状況になった場合は、命をおとすこともあります。

 

絞扼性(こうやくせい)イレウスは、全身状態が急激に悪くなります。

全身状態が悪くなるのは、腸管の中で毒素がつくられたり、

腸が膨れることにより呼吸機能や、心臓機能や、腎臓機能が悪くなることにより、

嘔吐による、脱水症状電解質異常などの原因となります。

 

電解質異常には、傾眠意識障害痙攣嘔気嘔吐脱力などが

多くみられます。

 

ポイントとしては、すぐに絞扼性(こうやくせい)イレウスかもしれないと、

気付くことが重要になります。

そのためには、症状をよく見ておく必要があります。

 

絞扼性(こうやくせい)イレウスは、急激に症状が引き起こされるために、

いきなり強烈な腹痛嘔吐が引き起こされたときには、

この絞扼性(こうやくせい)イレウスかもしれないと疑いましょう。

 

すぐに救急車を手配して、病院に行って処置してもらうことが重要です。

決して症状を軽視してはいけません。

 

 

イレウス(腸閉塞)とは、どんな病気なのか?

口から摂取した飲食物は、胃、小腸、大腸を通って消化や吸収されます。

その後、便となって肛門から排泄されます。

また、唾液や胃液をはじめとする消化液が、1日数リットルも胃腸のなかに分泌されます。

これも、小腸や大腸で吸収されて残りは便とともに排泄されます。

 

これらの食べ物や消化液の流れが小腸や大腸でとどこおった状態、

内容物が腸につまった状態がイレウス(腸閉塞)です。

 

腸が拡張して張ってくるために、お腹が張って痛くなり、

肛門の方向へ進めなくなった、腸の内容物が口の方向に逆流して、

吐き気を、もよおしたり、嘔吐したりします。

 

イレウス(腸閉塞)は、吐き気、嘔吐をともなう腹痛があらわれる、

もっとも代表的で一般的な病気のことです。

 

イレウス(腸閉塞)の原因は?

原因としては、さまざまで腸の外側にある場合と、内側にある場合があります。

腸の外側に原因がある場合は、腸が外側から圧迫されたり、ねじれたりする場合です。

 

腹部を切る開腹手術を受けたことのある方は、

腸と腹壁、腸同士の癒着(ゆちゃく)が必ず起こりますが、

癒着(ゆちゃく)の部分を中心に、腸が折れ曲がったり、ねじれたり、

癒着部分で、ほかの腸が圧迫されたりして腸がつまる場合が、

一般的な原因になります。

 

高齢の女性では、大腿ヘルニアと呼ばれる、

脱腸の一種でもイレウス(腸閉塞)になります。

 

内ヘルニアと呼ばれる、お腹の中のさまざまな、

くぼみに腸がはまり込む病気でも、腸がつまることがあります。

稀に、腸捻転(ちょうねんてん)のように、

腸自体が自然にねじれて、つまることもあります。

 

腸の内側に問題がある場合としては、大腸ガンによる閉塞があり、

高齢者で、便秘傾向の人では硬くなった便自体も、

イレウス(腸閉塞)原因となります。

 

一般的には、大人がかかることが多い病気ですが、

稀に、子供赤ちゃんイレウス(腸閉塞)になることがあります。

 

どんな症状が出るのか?

突然、激しい腹痛吐き気嘔吐が起こります。

お腹がはり膨満(ぼうまん)、膨隆(ぼうりゅう)、やせた人では腸がむくむくと動くのが、

お腹の外から見えることもあります。

多くの場合に、腸がつまった瞬間に突然発症します。

 

腹痛は、きりきりと強い痛みが起こり、しばらくすると少し和らぎ、

これを繰り返す、疝痛(せんつう)発作が起こることが特徴です。

 

嘔吐吐物は、最初は胃液で、白色から透明で酸っぱいモノや、

胆汁で、黄色で苦いモノですが、進行すると腸の奥の小腸や大腸から逆流してきた、

腸の内容物となり、下痢便のような色合いで便臭をともないます。

嘔吐の直後は、いったん腹痛吐き気が軽くなることが多いようようです。

 

腸間膜も圧迫されたり、ねじれたりする絞扼性(こうやくせい)イレウスでは、

激しい腹痛が継続的に発生して、時間とともに顔面蒼白、冷汗、冷感などや、

脈や呼吸も弱く速くなり、ショック状態にもなります。

 

病気診断

X線、超音波、CT検査を行います。

腸だけでなく、腸間膜も圧迫されたり、ねじれたりする絞扼性(こうやくせい)イレウス

区別することが重要になります。

この区別は時に困難です。

絞扼性(こうやくせい)イレウスが疑われれば手術となります。

 

特に、子供赤ちゃんの場合は、絞扼性イレウスと似たような病気に、

腸重積というものがあります。

絞扼性イレウスは腸がねじれて起こるのにたいして、

腸重積は、腸に腸がめりこんでしまうために起こります。

両者とも、その結果、腸がくさってしまうことは共通しています。

 

腸重積は、子供(だいたい2歳以下)に多い病気として有名です。

なので、多くの小児科医はこの病気に関しては細心の注意を払って診断をします。

しかし、絞扼性イレウスというのは、どちらかといえば大人に多い病気なので、

小児科医が、この病気を経験することはほとんどないとも言われています。

 

絞扼性イレウスはきちんと診断がなされて、しかるべき時期に手術がなされれば、

必ず助けられる病気です。

小児の腹痛を診る機会のある医師ならば、

少なくとも、この病気の疑いくらいまではできる必要があるとは思います。

 

治療方法

絞扼性イレウスでなければ、ほとんどは手術以外の方法で治ります。

食事や飲水を中止して、胃腸を休めて、十分な補液を行います。

 

病状が進行して、腸の張りが強くなった場合は、鼻から胃や腸まで管を入れて、

嘔吐のもととなる、胃や腸の内容物を体の外に汲み出します。

腸の張りが少なくなれば、腸から吸収されて、だんだん治っていきます。

 

オナラ便が出れば、腸の通過障害は一応治ったことになりますが、

腸がつまった原因である、癒着(ゆちゃく)や、

腸が、はまり込んだ、お腹のくぼみは治らないために、再発する場合もあります。

 

手術的治療は、お腹を切ることで、新しい癒着をつくることになり、

イレウス(腸閉塞)になりやすくなるために、避けるのが一般的です。

 

手術が必要な場合は、腸の血管が圧迫されたり、

ねじれたりする、絞扼性(こうやくせい)イレウスや、

保存的治療を1週間以上続けてもよくならないときに、

何度も、イレウス(腸閉塞)を繰り返すときなどに行います。

 

イレウス(腸閉塞)かな?と思ったら

自然に治ることは、ほぼありませんので、

早めに病院の外科を受診することをおすすめします。

 

ガマンして様子をみて、夜間や休日になってから病院を受診しても、

適切な治療を受けられないこともあります。

特に、症状が激しければ救急車をすぐに呼ぶようにしましょう。

 

お腹の手術後の癒着(ゆちゃく)によるイレウス(腸閉塞)では、

体調が、悪い時には、食事内容を軟らかい消化のよいものにするなど

の工夫は必要です。

完全に予防する方法や注意点はありません。

 

緊急時における絞扼性(こうやくせい)イレウス対処方法としては、

絞扼性(こうやくせい)イレウスを引き起こすと、急激な腹痛嘔吐症状になります。

人によっては、嘔吐症状があると水分が不足していると思われる方もいますが、

絞扼性(こうやくせい)イレウスの場合は間違った方法になります。

 

絞扼性(こうやくせい)イレウスの人にたいしては、

口から、何かをとらせることはやってはいけないことです。

 

絞扼性(こうやくせい)イレウスは、腸管がいろいろな原因でつまり、

肛門の方へと、腸の内容物がいかなくなるために、

何か口から摂取してもつまりの状態がひどくなるだけになります。

 

緊急時の対処として、どうするのが適切なのかですが、

絞扼性(こうやくせい)イレウスを発症した際には、

あなたが、できるような対処方法がまずないのです。

 

絞扼性(こうやくせい)イレウスは幼い子供に起こることもありますが、

嘔吐した際に、モノがつまるのを避けるために、顔を横向きにしておくといった

対処方法ぐらいしかありません。

 

絞扼性(こうやくせい)イレウスは、腸管膜の絞め付けが引き金となって、

血行障害を起こして、腸管の壊死(えし)に発展するおそれがあります。

絞扼性イレウスは迅速に正しい対処方法をとらないと、

命を落とす可能性が高いです。

 

絞扼性(こうやくせい)イレウスを引き起こした際には、

緊急時の対処方法として手術を選択されることになります。

 

以上のように、絞扼性(こうやくせい)イレウスは、一刻も早く病院に行くように

することが重要です。

くれぐれも、中途半端な知識で、間違った対処をしないようにして下さい。

 

参考にしてみては如何でしょうか。

最後まで、読んで頂きありがとうございました。

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