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ギリシャどうなるついにデフォルトEU離脱でユーロの大暴落がはじまるか!

ギリシャどうなるのか?ついにデフォルト(債務不履行)となりました。

EU離脱も時間の問題になりそうです。

ユーロ大暴落がはじまるかのか?

 

ギリシャはあり得ないほどの、膨大な借金をかかえている上に、

前回のギリシャ危機問題からも、ほとんど反省はないようです。

 

普通に考えれば、ギリシャは白旗をあげるしかない状況です。

EU(欧州連合)は、ギリシャに救済の手の差しのべいるにもかかわらず、

その救済案には、同意せずに、更に借金を繰り返そうとしています。

 

人は、いつも合理的な判断をするとはかぎりません。

世界史を振り返ると、なぜこんな選択をということはいくらでもあります。

 

多くのギリシャ人は「共通通貨ユーロ」を手放したくないのはあきらかです。

ならば、交渉のテーブルにつき緊縮財政を受け入れて、

ギリシャ財政の改善が必要とEU側は話しています。

 

しかし、ギリシャは「貧しい我々から、まだ奪うのか」と納得できないわけです。

不満は論理を超えて、怒りは敵に向かう、ユーロ離脱へとなだれ込む

可能性がでてきています。

 

金持ちの国が、貧乏な国から、お金を奪っていると、

ギリシャは勘違いをしているようです。

なぜ、貧乏の国なのか?それはお金がないのにお金を使っているだけのことです。

収入と支出のバランスをきちんと直す必要があります。

 

破綻国家が暴走すると、衝撃波は市場に影響をあたえるでしょう。

株式バブルが崩壊すれば、株価は雪崩のように大暴落して、

そこには、投機マネーが待っていたかのように世界をおおうことになるかもしれません。

 

ギリシャは、すでにデフォルト(債務不履行)となっています。

当然ですが、ギリシャにお金を貸してくれるところなどなくなります。

そして、お金を貸すところは、高い金利でしか貸さないでしょうから、

そのお金を借りれば、ギリシャは更に、窮地におちいることになります。

 

6月末までの、債務交渉は簡単に言えば、こんな感じです。

ギリシャの主張は、「借金の完済は無理、債務を減免してくれ、新規融資を頼む。」

 

交渉相手はEU欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)の3者は、

「分かった。貸そう。その代わり貸したお金をちゃんと返って来ないと困る。

財政を切り詰めて返済する約束してくれ。」

交渉の中では、公務員の数や年金支給額、課税項目、税率、歳入見通しなどの

財政の細部まで注文が付けられたと思われます。

 

これは、お金を貸す側から、すればごく当たり前のことでしょう。

しかし、ギリシャはなんとか借金を踏み倒そうとしているわけです。

 

どうみても、EU欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)が、

ギリシャを助けようとしています。

 

ギリシャは「付加価値税の増税や年金の減額など、もうできることはやった。

これ以上は無理。新規融資も借金の返済で消えてしまう」と抵抗するが、

EUを含む3者は、「まだ甘い。この程度の緊縮財政では返済は到底できない」

と言った水掛け論なわけです。

 

それでは、ギリシャデフォルト(債務不履行)となっていますが、

これから、どうなるか?に注目集まるとことです。

 

金融市場で信用を失ったギリシャは、

国際機関や海外の銀行からお金を借りられなくなります。

政府の資金繰りが苦しくなりますので、給与や年金の支払いに

支障が出るおそれれがあります。

 

国民は銀行に殺到して、預金の引き出しや取り付け騒ぎが起こります。

放置すれば、銀行は倒産となりますので、預金封鎖引き出し制限になります。

 

自分のお金が自由にならない、国民に動揺が広がり、

経済活動は委縮して、消費や生産がとどこおることになり、政情が不安定になります。

 

緊縮財政は、じりじりと生活を締め上げていくことになりますが、

デフォルトは、一撃で混乱が起こる可能性があります。

なので、国民投票で時間稼ぎをしているのでしょう。

 

ただし、なぜギリシャがこのような状況におちいったのか?と

疑問になる方いると思います。

その問題の一つとして、ユーロにしたことの影響があります。

 

ギリシャには、ドラクマという通貨がもともとありました。

ギリシャは、観光と農業が主な産業で、自動車や機械・家電などを輸入に頼っています。

消費が、増えて貿易赤字が膨らむとドラクマが安くなり、

輸入品が、高くなり消費はおさえられることになります。

 

しかし、その一方でドラクマが安くなるので、外国から観光客が増えて、

貿易収支は、均衡に向かって、ドラクマの値が戻るのが通貨の仕組みです。

ようするに、自国の通貨が安くなると輸入品が高くなるので買えないわけです。

 

それが、ユーロをなったために、本来は輸入品が高くなって買えなくなるのに、

同じユーロを使っているので、買えるわけです。

すると、輸入には抑制がない状態になります。

 

これで、得をするのが、経済大国のドイツです。

ドイツは、どんどんそのようなギリシャに輸入品を売って儲けたことになります。

そして、ギリシャはどんどんモノがある見た目は、裕福な国となります。

そう、単なる借金でモノが増えただけのことです。

 

そして、貧しかったギリシャが、裕福な生活ができるようになって、

もうあの貧しかった生活に戻りたくないわけです。

 

ユーロになって通貨による競争力調整機能がなくなったことで、

ドイツ製品が流入して、国際収支の赤字は慢性化していきます。

 

今までは、通貨によってハンデがあり、ギリシャのような収入が低い国は、

モノが買えないというハンデがありましたが、

ドイツなどの強国とガチンコ勝負をしていたことになります。

ギリシャが、不利なことは当然のことです。

 

これが、ギリシャを借金漬けにした仕組みとなります。

おそらくは、EUを含むの3者は、このことが分かっているわけです。

 

ユーロの利点は、国家が借金しやすいことでした。

ドラクマでは、外国の銀行や投資家は国債の引き受けには慎重になりますが、

ユーロで発行するなら、国債は市場で消化されます。

 

もともと雇用の受け皿がない、収入が少ない、ギリシャはユーロ国債を

せっせと発行して、財政で経済を支えたことになります。

 

これは、輸入で吸い取られたお金を借金で還流して、

国内に循環させる経済におちいったことになります。

 

なので、ギリシャ危機が起こるまでは、ドイツフランス銀行にとって

ギリシャは、いいお客さんだったわけです。

 

ここを見ると、ギリシャを借金漬けにしたことを、EUは当然知っているはずです。

ここで、ギリシャ側の主張にも一理ありますね。

 

なので、一見、ギリシャが借金を踏み倒そうとしているように見える、

今回の問題に、EUを含むの3者が、ギリシャを厄介払いしないのは、

このような意図が一つあり、またこのようなユーロの弱点が明確になり、

ユーロへの信用不安につながるからです。

 

このように、複雑な事情と、情報操作もあり、

ギリシャユーロに残りたいのと、EUを含むの3者がギリシャを厄介払いしないのは、

このような事情があります。

 

このような事情を踏まえて、チャートをみてみると、なぜこのような動きになっているのか?

なんとなく分かると思います。

 

それでは、まずユーロ円の1時間足のチャートをみると、

ユーロ円・チャート(1時間足)15.07.02
引用:MT4のユーロ円の1時間足のチャート

 

ユーロ円に関しては、ギリシャ危機で、円が買われた影響で、

その反動もあり、下値133.75円あたりから上昇となりました。

 

これは、投機筋が狙って買いを入れていると思われますので、

大暴落を狙った売りを仕込んでいる可能性が高いです。

 

赤丸のポイントで、売りを仕込んでいると思われます。

ただし、ユーロ円に関しては、合成通貨になりますので、

ドル円の影響も受けています。

 

次に、ユーロドルの1時間足のチャートをみると、

ユーロドル・チャート(1時間足)2_15.07.02
引用:MT4のユーロドルの1時間足のチャート

 

ユーロドルに関しては、ユーロ円に引っ張られて暴落前よりも一旦は上昇した感じになります。

しかし、赤丸のポイントで、売りが仕込まていると思われます。

 

まず、この上昇は不自然ですので、プロに方々による買いで、

ギリシャ問題で下落すると思っている素人たちを狙ったモノと思われます。

そして、次は売りを仕込んでいるわけです。

 

もちろん、狙いはギリシャEU離脱によるユーロ大暴落です。

しかし、ここで注意なのは、物事はプロの方々でも必ずうまくいくとは限らないことです。

 

ここで、ギリシャEUの緊縮財政を受け入れれば、今度は一気に上昇の可能性がでてきます。

その場合、売りを仕込んでいる投機筋やプロも方々も当然ですが

損切りをしなければならなくなりますので、更に上昇のパワーがつく形になります。

 

ギリシャの思わぬ対応で、状況は一変する可能性がありますので、

ご注意下さい。

 

参考にしてみては如何でしょうか。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

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