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ギリシャの国民投票で反対派勝利EU離脱でユーロが大暴落へ

ギリシャ国民投票反対勝利!しかし、これで何が変わるのか?

EU離脱で、ユーロ大暴落へなるのか?

 

ギリシャで、財政緊縮策の受け入れを争点に行われた国民投票は、

緊縮策への反対が賛成を大きく上回りました。

ギリシャチプラス首相勝利宣言して、今回の民意を後ろ盾にして、

今後、EU(欧州連合)との金融支援をめぐる交渉に臨みたいという考えを示しました。

 

これを受けて、当たり前ですが、7月6日ユーロドルユーロ円急落しました。

また、ドル円も、安全通貨とされる円が買われたようで急落となりました。

 

7月5日に、投票が行われたギリシャ国民投票は、EUなどが金融支援の条件としている

財政緊縮策を受け入れるか、どうかを問うもので、開票率93.1%で、

緊縮策の受け入れに「反対」が61.29%、「賛成」が38.71%

反対が賛成を大きく上回りました。

 

チプラス首相は、テレビで演説して、「民主主義が勝利した」として勝利を宣言した上で

ギリシャ国民は、ヨーロッパと、持続可能な支援策を交渉する力を与えてくれた」

と述べて、今回の国民投票で示された民意を後ろだてにEU側と金融支援をめぐる

協議に臨みたい考えを示しています。

 

また、「優先事項は銀行を再び再開することとギリシャの経済システムを安定させることだ」

と強調して、預金の引き出し制限などの資本規制をできるだけ

早く終わらせる意向を示しました。

 

ギリシャチプラス首相の思惑通りになるのか?

おそらく、これでEUを含む欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)は、

ギリシャの要望を受け入れることはないと思われます。

 

EU側としては、ギリシャが悪者になってEUから離脱してくれることを望んいます。

しかし、ギリシャ国民投票財政緊縮策を受け入れを反対となったギリシャの、

民意をまったく無視することはできません。

 

また、ギリシャ国民投票により、財政緊縮策は受け入れないとしているので、

EU側は、もちろん金融支援をすることはないと思われます。

 

これにより、ギリシャ危機問題は、長期化しそうな感じですが、

ギリシャ国内の混乱はさけられないので、

ギリシャEU側から早急に支援を受けたいと思います。

 

EU(欧州連合)のトゥスク大統領は、ギリシャ国民投票財政緊縮策の受け入れに

反対が多数となったことを受けて、ギリシャへの金融支援をめぐる

今後の対応を協議するために、7月7日に、ユーロ圏の首脳会議の開催を呼びかけたこと

をみずからのツイッターであきらかにしました。

 

また、国民投票の結果を受けてEUの執行機関に当たるヨーロッパ委員会は

「結果に注目し、尊重する」とするコメントを発表しました。

 

EU7月6日の朝に、トゥスク大統領とユンケル委員長、

ヨーロッパ中央銀行のドラギ総裁、それにユーロ圏財務相会議

ダイセルブルーム議長が、電話による会議を開きて、対応を協議するとしています。

 

ユーロ圏財務相会議7月7日に開催となりそうです。

 

ギリシャで実施された国民投票の結果を受けて、

ユーロ圏財務相会議のダイセルブルーム議長は声明を発表して、

「この結果はギリシャの将来にとって非常に残念なものだ。

ギリシャ経済の回復にとって厳しい政策や構造改革は避けて通れない」

と述べ、国民投票の結果にかかわらず、

ギリシャにたいして財政緊縮策を求める考えを示しました。

 

また、ダイセルブルーム議長は、「私たちは今、ギリシャ政府の提案を待っているところだ」

と述べて、首脳会議の開催に合わせて7月7日にユーロ圏の財務相会議を開いて、

金融支援をめぐる、今後の対応を協議する考えをあきらかにしました。

 

おそらくは、EUを含む欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)は、

もちろん、財政緊縮策ギリシャが受け入れなければ、支援はしないはずです。

なので、支援をしないままで、先延ばしにして、ギリシャが音をあげるの待つしか

対応方法はないと思われます。

 

これなら、EU側は、ギリシャが音をあげて、財政緊縮策を受け入れてもいいですし、

ギリシャ自身がEUから離脱なら、EUが追い出したことにはなりません。

 

なので、ギリシャEU離脱が、ファンダメンタルズとして重要になります。

そして、今回の急落は、もうそれを予兆していると思われます。

 

それでは、ユーロドルの1時間足のチャートで説明します。

ユーロドル・チャート(1時間足)15.07.06
引用:MT4のユーロドルの1時間足のチャート

 

前回も説明したように、赤丸のところで投機筋が売りを仕込んでいると思われます。

前回の記事はこちらです。
ギリシャどうなるついにデフォルトEU離脱でユーロの大暴落がはじまるか!

 

そして、7月6日の取引開始の、赤い四角で利益を確定もあったと思います。

ここは前回のように、利益確定の買いと、素人を誘うダマシの買いが入るでしょう。

なので、上昇で窓を埋める可能性もあります。

 

そして、また売りを仕込んでくるでしょう。

しかし、ポイントは、前回の下値の1.09536あたりのサポートラインを割っていないところです。

ここを割れば、ユーロ大暴落がはじまりそうです。

 

本来なら、ダマシもありますので、このサポートラインを割って戻りの上昇後に

再度下げるポイントで売りを入れる方がいいのですが、

今回は、ギリシャの強力なファンダメンタルズがありますので、

このサポートラインを一気に割って下落する可能性も高いです。

 

参考にしてみては如何でしょうか。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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